生まれたての赤ちゃんはまだぼんやりとした視力しかありません。
光の刺激を感じる能力は、まだお母さんのお腹の中にいる妊娠24週あたりから徐々に身に付いていくと言われています。新生児の時は視力で言うと0.02ほどです。物は見えますが、ぼやけて何だかわからないような状態で見えています。
視力の成長は生後3~4ヶ月でもまだ0.05ほどまでしか発達しません。新生児の頃よりは見えやすくなりますが、まだまだ視界はぼやけている状態です。そのため、新生児期からこの辺りの月齢の赤ちゃんが何かを見て笑ったり反応するのは、対象物が見えているわけではなく、何かが動いているということに反応しています。
この時期の赤ちゃんはまだ大脳が発達していないので、物が見えていたとしても識別する能力はありません。
例えば、この時期の赤ちゃんに可愛い猫のぬいぐるみを揺らして見せたら赤ちゃんがニコニコ笑った、という場合。実際は「猫」や「可愛い」などと認識しているわけではなく、ゆらゆら揺れるその動きに反応しているだけなのです。
赤ちゃんの目の成長は5ヶ月あたりから1歳ぐらいまで急激に進みます。
ぼんやり焦点が合ってなかった視力が、8ヶ月ごろには右目と左目で立体的に焦点をとらえることができるようになり、同時に脳の発達も伴い目に見えるものを識別できるようになり、3歳頃には視力1.0まで見えるようになります。そして、この発達が著しい時期に目の病気があると視力発達が妨げられて弱視になりやすくなりますので、気になることがあったら受診や健診時に相談することが大切です。
聴力については、お腹の中にいる妊娠30週あたりから発達し始めます。
新生児から3~4ヶ月頃は大きな音に反応します。物を落としてしまったら泣いてしまった、ドアをバタンと音をたてて閉めたら泣いてしまった、などということがよくあります。この時期の赤ちゃんは小さい音はまだ聞き取ることができませんが、徐々に細かい音まで聞き取れるようになり、3~4ヶ月あたりから周りの呼びかけに喃語で反応したり、6~7ヶ月では音の聴きわけができたり、音のする方向を見たりするようになります。1歳頃になると脳も発達するので、周りの言うことを少しずつ理解し始めます。また、集中すると周りの音が聞こえなくなるといった反応が出始めるのもこの時期からです。











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