赤ちゃんは、生後6か月ほどまではママさんからもらった抗体と初乳に含まれる成分によって免疫力があり、無抵抗に菌を受け入れているわけではありません。そのため、赤ちゃんが発熱や咳をしているのは何かしらの病気のサインであるといえます。多くの場合、ただの風邪というケースであるといえますが、風邪以外の様々な病気の可能性もありえますので、注意が必要です。
自分の赤ちゃんが熱を出してしまうというのは、とても怖いことで、過剰に心配してしまうのも無理のないことです。しかし、赤ちゃんが発熱をするのは決して珍しいことではありません。赤ちゃんは、私たちのように体温調節機能が発達していないので、室温や天候などの外的要因によって簡単に変化してしまいます。昼食後や外出後、布団の中にいるときやお風呂上りなどは体温が上がっているため、正確な体温が測れず発熱と間違えてしまうこともあります。またそのため、30分ほど経過しただけで急激に体温が上昇してしまうということもありえます。さらには、39度以上にまでなってしまうことも珍しくありません。
また、赤ちゃんの発熱で気をつけたいのは脱水症状です。高熱時には大量の熱をかくため、こまめな水分補給が大切です。もし高熱がでているのにもかかわらず汗をかいていないようであるならば、赤ちゃんは脱水症状を起こしています。その場合は早急に病院で診断を受けるようにしてください。
続いて、赤ちゃんが咳をしている場合も注意が必要です。単なる風邪以外にも、様々な病気の可能性があるのです。まず、鼻水や鼻づまりを伴うゴホゴホとした咳は風邪である可能性が高いといえます。しかし、痰のからむ激しいゴホゴホとした咳、さらに高熱を伴うの場合は、肺炎の可能性があります。また、鼻水や鼻づまりを伴わないコンコンとした乾いた咳の場合は、小児性喘息の可能性があります。また、ケンケンとした犬の吠えるような咳の場合は、声帯や喉周辺の炎症を起こすクループ症候群である可能性があります。
赤ちゃんは、自分の症状を口で伝えることはできません。しかし、発熱や咳といった、明らかな病気のサインを示してくれます。そのため、突然の赤ちゃんの症状に驚いて取り乱してはいけません。高熱が出たからといって、赤ちゃんが重い病気にかかっているというわけではありません。発熱は、赤ちゃんにはよくあることなのです。なによりもまず冷静に、赤ちゃんの様子を観察することが大切です。
赤ちゃんが発熱をしたからといって、病気を疑いすぐさま病院へと行かなければならないというものでもありません。しっかりと赤ちゃんを観察し、赤ちゃんがどういった状況なのかを見極めることが大切です。そのため、病院へ行く前に家庭内での赤ちゃんのケアというものが重要になってくるのです。
まず、赤ちゃんを暖かくしてあげるか涼しくしてあげるかです。熱の上がり始めは手足が冷たくなったり、真っ青な顔をして悪寒を感じている場合があります。その際は、着ているものやかけているものを一枚増やしたり、室温を上げて暖かくしてあげます。逆に、赤ちゃんの顔が赤くなっていたり、汗をかき始めていたら薄着にしてあげたりかけているものを違うものに変え、室温を下げたりしてあげます。そして、汗で体が冷えてしまわないように着替えをさせてやることも大切です。
また、発熱時には脱水症状を避けるための水分補給がなによりも重要です。その際、汗によって失われた成分を補うために、赤ちゃん用のイオン飲料や経口補水液などを用いることがおすすめです。
発熱時には、あまり食欲はありません。そして、無理に食べさせる必要はありません。何か食べてくれないと心配という気になるかもしれませんが、水分さえとれていれば問題ありません。もちろん、母乳やミルクでも問題ありません。もし何か食べられそうであるというのなら、口当たりがよく消化の良いものを与えるようにします。
お風呂やシャワーは、38度を超える高熱時には避けたほうがいいでしょう。ただ、高熱でないときでも長湯は避け、さっと流す程度にします。高熱時には、蒸しタオルで体を拭いてあげる程度に収めるようにします。
咳の場合も、きちんとケアしてあげることで赤ちゃんが楽になります。赤ちゃんが赤ちゃんが咳こんでいるときには、赤ちゃんの背中をトントンとしてあげると少し楽になります。また、寝かせる際、背中に小さめのクッションなどを置いてあげると辛さが改善されます。また、部屋が乾燥していると咳が出やすくなるので、加湿器などを用いて湿度を調節してあげることも大切です。同様に、部屋の空気を清潔にするために換気を行うことも大切です。さらに、水分補給で喉を濡らしてあげることで、赤ちゃんが少し楽になります。
そうして赤ちゃんをケアしているときも、赤ちゃんの様子をしっかりと観察するようにします。一向に症状が改善されなかったり、何か異常を感じるようであればすぐ診察を受けるようにしましょう。










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