赤ちゃんの食事

食事の基礎知識

生まれたての赤ちゃんは、人生初めての栄養を母乳からもらいます。本能的にお母さんのおっぱいに吸い付く様子を見ると、人類がつないできた命の持っている、豊かな歴史に感動してしまいます。そんな本能的な愛情に溢れた母乳からも、やがて離れていく時が来ます。赤ちゃんにとって、おっぱいやミルク以外のものから栄養を得ることができる、そのこと自体が「自立」の第一歩なのです。

現在、アレルギーに苦しむ方が増えてきています。一方、その劇症的な反応を恐れすぎるあまり、赤ちゃんやお子さんの食事に関して、過敏になりすぎている面もあります。

もちろん、気をつける必要はありますが、あまりにも深く、堅く、意識しすぎてしまうと、赤ちゃんにもお母さんにとっても、幸せなことにはならないのでは、と危惧しています。

大切な部分を外さないように、ポイントを押さえて行くことで、楽しく離乳に取り組むことができ、そう言ったゆったりとした姿勢を持っていることは、赤ちゃんにとってもよいことだと思います。

離乳食は赤ちゃんが初めて口にする食べ物です。人生で初めて味わう味覚になります。最初は母乳やミルクの味との違いに、びっくりしてあまり食べたがらない、と言うお子さんもいらっしゃいます。逆に、早くから大人の食事の風景を、よだれを垂らして眺めている、食いしん坊さんもいるのです。

人間ほど個人差が広い生き物はいません。どうか、パターンは一つではない、と受け止めて下さい。何が良くて何が悪いのかは、その子、その子で違うものなのですから。

この世でこれが最高の離乳食、幼児食です、と言うものが良く、他は悪いなんてことはありません。赤ちゃんとお母さんが幸せであることに勝るものはないのですから。

また、離乳食も大人と同じ、食事ですから、楽しむことを忘れないでください。

義務を持って食べさせられるご飯、みんなで笑いながら食べるご飯、どちらがおいしいでしょうか。

赤ちゃんと言えど一人の人間です。大人と全く同じではありませんが、基本的に同じ人間として存在をしています。「気持ち、心は同じ」と思って接することは、赤ちゃんの心を豊かに育てます。今はまだ、未熟なだけで、これから上手に理解をしていきますが、基本的な心理構造を構築するためにも、楽しむ、と言うことを大切にしてあげましょう。

ここから、お子さんの食事について細かく説明をして参ります。赤ちゃんとお母さんにとって、楽しい食卓が広がっていきますよう、願っています。

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